【お仕事】Nintex Workflow for Office365 を使ってみる【SharePoint】
ここ最近?で別システムからSharePointへの移行のお仕事が多くなりました。
SharePointOnline では Flow や PowerApps などのカスタマイズ要素がありますが、
最近Nintex Workflow for Office365 を使う機会があったので、メリット/デメリットくらいのメモをば。
注意点
Nintex製品は、Office365版とオンプレ(SPS2016など)版が存在しますが、
はっきり言って、似て非なるものです。
某取り扱い会社に製品紹介を頂き、オンプレとあまり変わらないようなことを言われましたがそんなことはありません。あまり変わらないのは作るときの、最初の見た目だけです。
本記事はOffice365版の記事です。オンプレ版はまた機会があれば。
Nintex Workflow for Office365を使うメリット/デメリット
1.メリット
- ツリー表示でワークフローが作れるので視覚的にわかりやすい(比較的
↓こんな感じで作れます。
- 実体はSharePoint標準のワークフローなので、他製品と共存しやすい。
↓のようにSharePointDesigner等で作成した時と同じ場所にて実行します。
- ある程度の処理ならユーザーに任せてられる(使いやすさ的な意味で
どこまでできるか?という点になると難しいですが、アイテムをコピーしたり、PDF化したり等は利用者レベルでも可能です。
2.デメリット
- マニュアルが割と当てにならない(使い方が詳細に掲載されていない
設定項目に対する説明がそのまま(例:「Status」にはステータスを入力します。以上!など)なのでマニュアルの役割を果たしていないことが多い。 - オンプレでできていたことが同じようにできるとは限らない(できなくなったことが多い
まあこれは仕方がないといえば仕方がないですかね。何しろシステムが別物なんで。。。 - 日本語の情報はほぼ皆無(英語が読めるならNIntexコミュニティサイトを見れば有志の方の情報が多いので何とかなるかもしれない
実はマニュアルも日本語版はありません※Nintex社に問い合わせましたがはっきり言われてしまいました・・・ - ライセンス費用がオンプレと比較して超高い
現時点での話です。詳細はNintex社へ。。。 - 実体はSharePoint標準のワークフローと同じなので、痒いところに届かない
例えば、SharePointのワークフローのトリガー(実行条件)で「アイテムが削除されたとき」というのはありません。これはNintexWorkflowでも同じです。 - 用語がわかりにくい
「コレクション」や「辞書」などなど、NintexWorkflow特融のワードが多く出ます。さらにGUI上ではそれらが分かっている前提の説明文なので、これがまた難しい。
こんな感じでしょうか。
メリット、デメリットを十分知り実際に体験した上で、導入するかを検討することをお勧めします。
「何でもできる」なんてことはありませんので。。。